ロシアンルーレットⅡ【コミカルアクション】

 ゆっくり顔を近づけると、乃亜も瞼をゆっくり落とした。


 そして俺は…


 乃亜の鼻先を甘噛みしてやった。


 乃亜がいつものように膨れて反撃、俺の耳たぶにかぶり付く。


 痛いし… 手加減しろよ、俺はしたぞ。


 両腕で乃亜を胸にきつく抱きしめて、身動きとれなくしてやった。


 乃亜が大人しくなったところで腕の力を緩め、両手でノアの頭を挟むようにしてノアの顔を俺に向けさせる。


 今度はちゃんと、その愛しい唇に俺のを…


 その時、急激な腹痛が俺を襲った。


 こんな時に、あんまりだ。


 濃厚予定だったキスを、フレンチキスに変更し、俺は急いでトイレに向かった。


 こんな時、女性のトイレは好都合、だって便座はいつだって降りてるしね。


 激痛の原因をすべて出し切ったら、ふと、足元に落ちている体温計のようなモノに目が行った。


 なんとなく拾おうと手を伸ばした瞬間、ガチャリとドアが開いた。