「そいつはデカだ! マヌケが!」
背後から怒鳴り声がし、振り返ると、ボート一艘挟んださらに向こうのクルーザーのデッキに、こちらに銃口を向ける男。
舌を鳴らし大男を向き直ると、大男の拳が俺の顔面目掛けて飛んで来た。
左肩を引いてそれを避け、そのまま大男の背後に回り込み、首に左腕を巻きつけるようにして、背後から締め上げた。
と同時に右手に持った銃の筒先を男のこめかみにピタリと当てる。
大男は凍りついたように大人しくなった。
デカイ図体は俺をすっぽり隠し、砦となって好都合。
だが、こちらに銃を向ける男は顔色一つ変えず、
「邪魔だ、工藤。どけ」
静かにそう言うと、引き金を絞った。
マジか……
たちまち大男の身体はストンと沈む。
大切な盾だ、男の両脇を抱え、支えようと尽力してみるも、あっさり重力に敗北、大男を手放して、すぐさま船楼に身を隠し、船首へと引き返す。
背後から怒鳴り声がし、振り返ると、ボート一艘挟んださらに向こうのクルーザーのデッキに、こちらに銃口を向ける男。
舌を鳴らし大男を向き直ると、大男の拳が俺の顔面目掛けて飛んで来た。
左肩を引いてそれを避け、そのまま大男の背後に回り込み、首に左腕を巻きつけるようにして、背後から締め上げた。
と同時に右手に持った銃の筒先を男のこめかみにピタリと当てる。
大男は凍りついたように大人しくなった。
デカイ図体は俺をすっぽり隠し、砦となって好都合。
だが、こちらに銃を向ける男は顔色一つ変えず、
「邪魔だ、工藤。どけ」
静かにそう言うと、引き金を絞った。
マジか……
たちまち大男の身体はストンと沈む。
大切な盾だ、男の両脇を抱え、支えようと尽力してみるも、あっさり重力に敗北、大男を手放して、すぐさま船楼に身を隠し、船首へと引き返す。



