一息つく間もなく、兄貴は桟橋沿いに係留してあるプレジャーボートに飛び移る。
「何してる? 皆人。お前もハトラス探せ」
振り返って、当然のように命令、ほんと、俺を何だと思ってやがる?
舌打ちしつつ、俺は兄貴とは別の、少し大きめのボートに飛び乗った。
そうして船から船へと飛び移りながら、目的のハトラス45を探す。
どうか敵に遭遇しませんように……色々面倒だしね、頑張んなきゃいけなくなるし。
だがその神頼みも空しく、三艘目で俺の希望は打ち砕かれた。
船首から船尾に回り込むとそこで、体格のいい大男と鉢合わせ。
まともに戦ったら勝てない、ここは卑怯な手を使って挑まねば。
大男の目が『誰だお前?』とでも言うように、訝しげな眼光を俺に放つので、
「この船じゃねぇ、他を捜せ」
とすまして言ってみる。
「あ? ああ……」
不本意ながらも納得したような、それでもまだ疑っているような、曖昧な返事を返してきた。
「何してる? 皆人。お前もハトラス探せ」
振り返って、当然のように命令、ほんと、俺を何だと思ってやがる?
舌打ちしつつ、俺は兄貴とは別の、少し大きめのボートに飛び乗った。
そうして船から船へと飛び移りながら、目的のハトラス45を探す。
どうか敵に遭遇しませんように……色々面倒だしね、頑張んなきゃいけなくなるし。
だがその神頼みも空しく、三艘目で俺の希望は打ち砕かれた。
船首から船尾に回り込むとそこで、体格のいい大男と鉢合わせ。
まともに戦ったら勝てない、ここは卑怯な手を使って挑まねば。
大男の目が『誰だお前?』とでも言うように、訝しげな眼光を俺に放つので、
「この船じゃねぇ、他を捜せ」
とすまして言ってみる。
「あ? ああ……」
不本意ながらも納得したような、それでもまだ疑っているような、曖昧な返事を返してきた。



