「たとえ答えは同じだとしても、満足いくまで悩み、考えた上でだした答えと、選択を迫られて咄嗟に出した答えとじゃ、全くその意味が違ってくる。
『急がば回れ』だ、皆人」
俺は諺は苦手なんだよ! それに…
「答えは同じじゃなかったしね。乃亜が咄嗟に出した答えは、NOだ」
俺が言い返すと、兄貴は微塵も表情変えることなく、至って冷静に返してきた。
「いいや、YESだ。でなきゃお前に隠れて堕ろしたりしない。
乃亜は、お前と今後も今までどおりやっていきたかった。
そんなこともわからないのか? 皆人」
谷口さんに続いて、兄貴まで説教かよ。
兄貴の言うことは、いつだって正しいから嫌になる。
今の俺、そんな正論なんか求めてないしね。
「兄貴だけは、俺の味方してくれると信じてたのに」
敵味方の問題じゃないってわかってて、言ってみる。
「いつだって俺は…
お前の味方だろ?」
そう言って兄貴は、その顔に温かな笑みを浮かべた。
『急がば回れ』だ、皆人」
俺は諺は苦手なんだよ! それに…
「答えは同じじゃなかったしね。乃亜が咄嗟に出した答えは、NOだ」
俺が言い返すと、兄貴は微塵も表情変えることなく、至って冷静に返してきた。
「いいや、YESだ。でなきゃお前に隠れて堕ろしたりしない。
乃亜は、お前と今後も今までどおりやっていきたかった。
そんなこともわからないのか? 皆人」
谷口さんに続いて、兄貴まで説教かよ。
兄貴の言うことは、いつだって正しいから嫌になる。
今の俺、そんな正論なんか求めてないしね。
「兄貴だけは、俺の味方してくれると信じてたのに」
敵味方の問題じゃないってわかってて、言ってみる。
「いつだって俺は…
お前の味方だろ?」
そう言って兄貴は、その顔に温かな笑みを浮かべた。



