「なぁ、兄貴。乃亜がさ、妊娠して… けど、俺には何も言わずに黙って堕ろしたんだ」
「へぇ…」
兄貴は驚きもせず、どうでもよさそうな相槌をうつ。
「なんだよその反応は!? 俺はとっても傷付いてんだぞ」
「子どもつくること、乃亜も同意してたのか?」
「いや、それは… 俺が勝手に…」
そこを突つかれると、痛いです。
「お前の我侭のせいで、乃亜は、心だけでなく、身体も傷付いた」
サラリと言い放たれた兄貴の言葉は、俺の胸のド真ん中にグッサリと突き刺さった。
「ガァ―――ン」
無表情のまま声だけで、たった今食らった大打撃によるショックを表出した。
「漫画みたいなくだらない心理表現はよせ、皆人」
兄貴は冷ややかに指摘し、そして続けた。
「乃亜を愛しているなら…
どうして待ってやらなかったんだ?」
再び兄貴の言葉が俺の胸を貫く。
「へぇ…」
兄貴は驚きもせず、どうでもよさそうな相槌をうつ。
「なんだよその反応は!? 俺はとっても傷付いてんだぞ」
「子どもつくること、乃亜も同意してたのか?」
「いや、それは… 俺が勝手に…」
そこを突つかれると、痛いです。
「お前の我侭のせいで、乃亜は、心だけでなく、身体も傷付いた」
サラリと言い放たれた兄貴の言葉は、俺の胸のド真ん中にグッサリと突き刺さった。
「ガァ―――ン」
無表情のまま声だけで、たった今食らった大打撃によるショックを表出した。
「漫画みたいなくだらない心理表現はよせ、皆人」
兄貴は冷ややかに指摘し、そして続けた。
「乃亜を愛しているなら…
どうして待ってやらなかったんだ?」
再び兄貴の言葉が俺の胸を貫く。



