ロシアンルーレットⅡ【コミカルアクション】

「え? まさか兄貴、蔦山さんの頼みを引き受ける気じゃ…」


「そうだが? お前そこで俺たちの会話、しっかり聞いてただろ!?」


 涼しい顔で兄貴が言う。


 何故だ? 何のために? いや、それよりも、無理だ、不可能だ、そして危険過ぎる。


「ど… どうやって?」


 恐る恐る震える声で、一応兄貴に尋ねてみる。


「『どうやって』って、そんなもん、決まってんだろ?」


 言いながら兄貴は不適に微笑んで続けた。






「派手に暴れる」






 ああ、もう… またハチャメチャ兄貴に振り回されるパターンだ。


 災難がこうも続くとさすがの俺も凹むしね。


 神よ、俺が何をした?


 が、無情にも兄貴は、俺を引きずるようにして部屋から連れ出した。