ロシアンルーレットⅡ【コミカルアクション】





「コンビニに缶コーヒー買いに行ってる。」




 そう言って、兄貴は勝ち誇ったように得意気な顔。


「妙な言い回しして、ビビらせやがって… ふざけんな。」


 でもホッとしちゃったから、責めも控えめです。


「み~な~ちゃん。」


 親しげに呼ぶチワワくんの声が、俺の狭いアパート内に響き渡った。


 俺たちが居る部屋に入るなり、持っていた缶コーヒーを兄貴に向かって放り、


「恵理ちゃんにちゃんと届けてくれた? じゃあ、間接キスのそのまた間接キス頂き~。」


 妙なハイテンションで、俺に突進してくる。


 いや、勘弁、全力で拒否!


 俺は左足を一歩後方へ、と同時に左肩も引きそれをかわし、突進の勢いを利用してチワワくんを背負い投げ。


 でもちゃんと、ベッドの上に落としてやった。


 何度も言うけど、皆人くんの半分は優しさでできています。