「コンビニに缶コーヒー買いに行ってる。」
そう言って、兄貴は勝ち誇ったように得意気な顔。
「妙な言い回しして、ビビらせやがって… ふざけんな。」
でもホッとしちゃったから、責めも控えめです。
「み~な~ちゃん。」
親しげに呼ぶチワワくんの声が、俺の狭いアパート内に響き渡った。
俺たちが居る部屋に入るなり、持っていた缶コーヒーを兄貴に向かって放り、
「恵理ちゃんにちゃんと届けてくれた? じゃあ、間接キスのそのまた間接キス頂き~。」
妙なハイテンションで、俺に突進してくる。
いや、勘弁、全力で拒否!
俺は左足を一歩後方へ、と同時に左肩も引きそれをかわし、突進の勢いを利用してチワワくんを背負い投げ。
でもちゃんと、ベッドの上に落としてやった。
何度も言うけど、皆人くんの半分は優しさでできています。



