ロシアンルーレットⅡ【コミカルアクション】





 ようやく自宅へ辿り着いた。


 なんかダルい…


 辛いとか、悲しいとか、怒りとか… そんなんじゃなく、


 ただダルい。


 鈍い動作で開錠してドアを開け、中へ入ろうとした瞬間、背後から抱きすくめられ、そのまま部屋へと押し込まれた。


 俺の顎の下には、なにやら冷んやりした硬くて平らなものが、ピッタリと張り付いている。


 こないだのストーカー、とうとう強硬手段に出たか。


 俺の純尻(ジュンケツ)は、常にギラついた野獣どもに狙われているのだ。


 どうせストーキングされるなら、断然、女子がいいしね。


「来客は大歓迎だけどさ、靴脱いでくんない?」


 そう言うなり、そいつのナイフを掴んでいる方の手首を両手で掴んで固定し、俺は頭を思い切り後方へ振った。