ロシアンルーレットⅡ【コミカルアクション】

「お子様は黙っててもらえるかな? 今私は、こちらのお兄さんと、お話中だ。」


 その時、色ボケシルバーマンが微かにほくそ笑んだのを、俺は見逃さなかった。


「死体でも構わないか?」


 谷口さんは、何事もなかったかのように、その『お話』を続けた。


「それは困る。蔦山くんがうちから奪った物の在り処を我々は知りたいんだ。それを取り戻したい。

 その後、無能警察が彼をどうしようと、我々には関係のないこと。用が済んだらすぐそちらに引き渡す。悪い話じゃないはずだが?」


「蔦山を生きてこここへ連れてきたら、多恵は、無事解放してくれるんだな?」


「約束しよう。」


 そう言って社長は満足そうに微笑んだ。