ロシアンルーレットⅡ【コミカルアクション】

「誰だ?」


 携帯をジーンズの尻ポケットに戻す俺に、谷口さんが問う。


「色ボケ… ああ、えーっと、多恵ちゃんは今本社にいるって。だから富樫に案内してもらえだと。」


 俺が答えると谷口さんは、


「富樫は?」


 銃口を片方の男の頭に密着させたまま、威圧感たっぷりの低い声で尋ねた。


「俺… です。」


 銃口を突きつけられている男が、おずおずと答えた。