ロシアンルーレットⅡ【コミカルアクション】

 その時、見計らったように俺の携帯が鳴り出した。


 焦って携帯を取り出して耳に当てた。


『よう、美少年、ようやく辿り着いたか、おめでとう。』


 小バカにしたように、嘲笑しながら言う受話器越しの声に、聞き覚えがあった。


「色ボケシルバーマン」


『だからそれ、イマイチだっつってんだろ!?』


「あんたの評価なんかどうでもいいしね。」


『相変わらず可愛くねぇなぁ。』


 声の主は笑い声を漏らした。


 何コイツ? 気に入らねぇ。


「さっさと用件を言えよ、あいにくこっちは取り込み中だ。」


『怒るなよ。お前らの探し物は、移送させてもらった。心配すんな、丁重に扱ってる。』


「どこだよ?」


『本社だ。そっちに富樫ってヤツいるだろ? そいつに案内してもらえ。』


 途端、電話は切れた。