俺が勢いよく立ち上がり駆け出そうとすると、目の前に障害物が。
いつの間にか日置がそこに立っていた。
気配を全く感じなかったし。
「あんた、どこ行く気?」
無表情な日置が尋ねる。
確かに… 俺はどこへ行く気なのでしょう!?
「兄貴が言ってる〈イシハラ〉って、多分…」
「だろうね。『石原雅(ミヤビ)』、当時、働いていたホストクラブのオーナーと揉めて、腹いせにその店を爆破して服役中だった。閉店後だったし、爆薬の量が綿密に計算されていたため、死傷者ゼロ、隣室に被害なし、店内だけが綺麗さっぱり消えた。」
「爆弾のスペシャリストか。」
それにしても、店爆破とか… キュートなチワワ顔に似合わない激情家。
日置が一枚のメモを差し出した。
それを受け取って書いてある文字に視線を落とす。
住所と部屋番号が書かれていた。
俺が再び日置に視線を戻すと、
「行って。必ずお兄さんを救って。お願い。」
その顔はやっぱり無表情だが、何故だか日置の必死さがガンガン伝わって来て痛いほどだった。
いつの間にか日置がそこに立っていた。
気配を全く感じなかったし。
「あんた、どこ行く気?」
無表情な日置が尋ねる。
確かに… 俺はどこへ行く気なのでしょう!?
「兄貴が言ってる〈イシハラ〉って、多分…」
「だろうね。『石原雅(ミヤビ)』、当時、働いていたホストクラブのオーナーと揉めて、腹いせにその店を爆破して服役中だった。閉店後だったし、爆薬の量が綿密に計算されていたため、死傷者ゼロ、隣室に被害なし、店内だけが綺麗さっぱり消えた。」
「爆弾のスペシャリストか。」
それにしても、店爆破とか… キュートなチワワ顔に似合わない激情家。
日置が一枚のメモを差し出した。
それを受け取って書いてある文字に視線を落とす。
住所と部屋番号が書かれていた。
俺が再び日置に視線を戻すと、
「行って。必ずお兄さんを救って。お願い。」
その顔はやっぱり無表情だが、何故だか日置の必死さがガンガン伝わって来て痛いほどだった。



