月光の庭




 とても調子よく暮らせているとは思えない。





「おまえもやれよ。気持ちいいぜー」


「おまえ、なんかに化かされてるんじゃないのか? 昔みたいに」





 ああ、と堀田は膝を打ち、どっひゃっひゃっひゃ、と笑った。





「田舎はなあ、そういうの多かったよなあ」



「本気で心配してるんだ」





 しかたねえな、と堀田はメモリーを持ってきてPCの電源を入れた。


「おい、なんだこれ」