堀田はバーボンをキッチンに置いた。 「相変わらず焼酎?」 「いや……それよりおまえ……まともに生活できてんのか」 「この通りだけど」 だから、心配してるんだ、と東雲はろくに回らない頭で考える。 「いや、経済的に、健康的に」 堀田はウーロン茶をついで、東雲の前に置いた。 そして自分もくぴくぴやりながら、健康ねえ……と呟く。