優しさにふれて

熱くなったその手も

雨にうたれて

冷めてしまう



君の失ったものはなに?

機械で造られた世界に

毎日矛盾にそまっていく



いくつもの歌を

手に入れた

いくつもの音を

手に入れた


両手でノドをおさえても

僕が止まらない


これも運命ならば

喜んで受け入れよう



さよならの言葉なんて

愛におぼれて

消えてしまえ


歪んでいく

崩れていく

それさえも

気付かぬよう


この視線が続くかぎり

この命は生き続ける


何を見てるの?

忘れないで

自分の存在を



温かくなる心臓を感じた

吐息があついのを感じた

感覚が麻痺していく

君にふれたいのに

くだらない自分に

腹が立つ

鼓動がさわぐ


全てしまい込めたらいいのに・・・


僕はまだ

冷たいままです