ガン‥




亮『なんでやねん‥‥なんでや‥』




ガン‥




俺は休憩室から少し離れたひとけのあらへんロッカーの前に立ち

自分の拳をロッカーに打ち付ける‥




亮『なんで‥なんで‥』




何で俺はこう最悪な奴やねん‥




亮『なんでこんな卑怯やねん!!!』




ドンッ!!!!

ロッカーを力いっぱい殴った。

自分の卑怯さへの気持ちでいっぱいやった。

手はうっすらうっ血してて紫色に染まってた。

まるで俺の卑怯さを表すかのようにあざやかな紫色に‥