信『さっちゃんと説明してもらおうか???章大‥』

章『‥‥‥はい‥分りました‥』




信五先輩は俺の赤くはれ上がった目を不思議そうに眺めていた‥

朝店についた俺を信五先輩が連れ出した‥

当たり前の事やけどな‥




信『亮にしろ章大にしろ‥何があったんや‥??』




信五先輩が険しい顔で俺に聞く‥

そらそうやんな‥亮は今日は無断欠席で昨日まで俺も仕事休ませてもらってて今日は目腫らしてるし‥




信『ちゃんと説明してもらうで??』

章『‥‥分りました全部‥全部言いますわ‥』




俺は一部始終‥いや今までの俺の気持ちから全部気づいたら信五先輩に話してしまってた‥

優希の病気の事‥

俺の昔からの気持ち‥

優希と亮の関係‥

優希が倒れた事‥

優希と病院を脱走した事‥

全部全部全部‥




信『‥‥そう言う事やったんか‥‥』

章『‥‥はい‥だから今亮病院で看病してると思います‥』

信『じゃ俺はこの話聞かんかった事にしとくで??』

章『ありがとうございます‥信五先輩‥』

信『オーナーとかにも上手いこと言うとくから‥』




信五先輩はなにもかも悟ったかのように優しくしてくれてる。