「‥‥‥‥‥ん‥‥‥っ‥‥‥」




弱弱しくだが優希の手に力が入った。




亮『優希!!!優希俺や!!!』




虚ろに天井を見つめたままの優希は‥




亮『‥‥‥‥優希???』

「‥‥‥章大‥‥‥‥章大‥‥どこ???」




もう俺を見ようとはせん。




亮『優希っ‥‥優希っ‥‥‥なぁ』

「亮ちゃん‥??章大は??ねぇ‥‥章大どこ??」

亮『優希っ!!!!』




ただただ‥章大を探す優希を俺はきつく抱きしめる。




「ねぇ‥亮ちゃん章大は‥‥??どこに行ったん???なぁ‥っ」

亮『‥‥俺じゃもうあかんのか?』

「章大‥‥っ‥‥っ章大っ‥‥」




ただただ章大を求めて泣き出す優希‥

いつも何ごとも気づくのが遅すぎる俺は‥

ただ優希を抱きしめ続ける。