俺は座ってたパイプ椅子をひきずって

移動させ優希の真横の位置まで移動した。




章『俺ずっと側におるからな??』

「‥‥‥‥前あかん言うたやん(笑)」

章『‥‥亮もあんなんやし‥俺が優希の相手したるわ(笑)』




茶化しながら言うてみたけど‥

俺は本気やで???

君は‥

どこまで分ってるんかな??




「ありがとう(笑)章大が来てくれたら入院生活楽しそうやわ(笑)」

章『‥‥‥‥よう言うわ‥(笑)』

「またしばらく入院生活やけどまた‥きてくれるん??」

章『毎日きたるわ(笑)』




そうや‥‥

亮の事忘れようや‥‥??

怒る前に優希を楽しませてあげることが俺には今出来るはずや???




章『なぁ今日空綺麗やな〜』

「ここ8階やからな〜綺麗に見えるな☆」




病室の大きな窓から見える冬の星は‥

一つ一つが

綺麗で切なく思えた‥




章『んじゃ−今からトランプしよか(笑)』

「2人でやるん??(笑)」

章『ええやん(笑)ババ抜きやろや(笑)』

「2人でやっても1番おもんないゲームやん(笑)」




俺は精一杯笑った‥

他の人にみせるための笑顔やなくて‥

たった一人‥

たった一人の優希のためだけに笑った‥。