「なぁ雪菜、貸切風呂を予約できるみたいだぞ。一時間一万か……安いもんだな。どうだ?」
「部屋にもプライベート温泉が付いているじゃない。そんな贅沢することないよ。……それに一時間一万円って、十分高いよ」
不服と言うよりも、雪菜は心配そうな目で見つめてきた。
「何言ってんだよ。折角の旅行だぞ? それにボーナスがタップリ入ったんだ、それくらい贅沢しても罰は当たらないだろ」
雪菜は目を伏せ、決心したかのように口を開いた。
「しんくん、今は波に乗っているから……」
「雪菜、今は、じゃない。これからもずっと、波に乗っていけるんだよ。だから心配するな」
笑ってそう言った俺に対し、雪菜も笑顔で答えた。口角を引きつらせただけの笑顔で。
「部屋にもプライベート温泉が付いているじゃない。そんな贅沢することないよ。……それに一時間一万円って、十分高いよ」
不服と言うよりも、雪菜は心配そうな目で見つめてきた。
「何言ってんだよ。折角の旅行だぞ? それにボーナスがタップリ入ったんだ、それくらい贅沢しても罰は当たらないだろ」
雪菜は目を伏せ、決心したかのように口を開いた。
「しんくん、今は波に乗っているから……」
「雪菜、今は、じゃない。これからもずっと、波に乗っていけるんだよ。だから心配するな」
笑ってそう言った俺に対し、雪菜も笑顔で答えた。口角を引きつらせただけの笑顔で。



