俺はその視線に気付きながらも、毅然とした態度で部長に接した。目的は一つ、次の人事異動だ。目指す椅子は係長。この歳で係長なら大出世だ。三十歳を迎える頃には、課長の椅子が待っている。
今までは遥か遠くを走っていた出世街道。一生縁がないと思っていた勝組専用道路の上を、俺は進み始めていた。
友雄、お前には悪いが、もう歩むべきベクトルが違うのだよ。
未だにノルマに振り回される同僚を憐れむような、見下すような視線を残し、俺は部長の背を追った。
今までは遥か遠くを走っていた出世街道。一生縁がないと思っていた勝組専用道路の上を、俺は進み始めていた。
友雄、お前には悪いが、もう歩むべきベクトルが違うのだよ。
未だにノルマに振り回される同僚を憐れむような、見下すような視線を残し、俺は部長の背を追った。



