Time is gone

 日々繰り返している日常。今も、もう一人の俺が繰り返している日常。そこにある見慣れた顔ぶれ。久々に味わうリアルな感覚はどこか新鮮で、どこか気だるかった。夏休み明けの登校日のような感覚。場所も人も変わらないのに、休みの間も常に顔を合わせていたのに、どこか白々しい感じ、それが漂っていた。
 悪くない。たまには時計に頼らず、自力で働くのもいいだろう。これからは週に一回、いや、週に二回は時計に頼らず、自らの力で働こう。いい刺激になる。
 朝礼を終えた俺は、そう胸に誓い、意気揚々と会社を出た。