「ヤァッハッカケ、ゴキゲンイカガ?」
やはりヤンだ。
「今急に、斜めに傾いたとこだ」
「ソレハ、スマナカッタ」
心にもないと分かるのは、その口調が片言だから、という理由だけではない。
「何の用だ?」
仕事以外であるわけがないのだが。
「シゴト、タノミタイ。ゼンカイコウヒョウダッタ。ウルモノナクナッタ」
やっぱり……、一つ溜息を吐き、口を開いた。
「今新海で素潜り中だ。戻るには一ヶ月は掛かる」
今新たな猟場で下見中だ。盗みに入るには一ヶ月は掛かる、という意味だ。
「ソレハワルイコトシタ。デモ、ナルベクハヤク、タノム」
無理言うな! と言いたいところではあるが、それは飲み込んだ。タノム、それは命令だ。逆らえない。
「……分かったよ」
俺はそう言い、短い通話を終えた。
携帯をマナーモードに設定し、ポケットに押し込んだ頃には、エルメスはその羽でどこか遠くへ飛び去っていた。
やはりヤンだ。
「今急に、斜めに傾いたとこだ」
「ソレハ、スマナカッタ」
心にもないと分かるのは、その口調が片言だから、という理由だけではない。
「何の用だ?」
仕事以外であるわけがないのだが。
「シゴト、タノミタイ。ゼンカイコウヒョウダッタ。ウルモノナクナッタ」
やっぱり……、一つ溜息を吐き、口を開いた。
「今新海で素潜り中だ。戻るには一ヶ月は掛かる」
今新たな猟場で下見中だ。盗みに入るには一ヶ月は掛かる、という意味だ。
「ソレハワルイコトシタ。デモ、ナルベクハヤク、タノム」
無理言うな! と言いたいところではあるが、それは飲み込んだ。タノム、それは命令だ。逆らえない。
「……分かったよ」
俺はそう言い、短い通話を終えた。
携帯をマナーモードに設定し、ポケットに押し込んだ頃には、エルメスはその羽でどこか遠くへ飛び去っていた。



