「お孫さんはきっと、おじい様に長生きしてもらいたいのではないでしょうか? 目覚めたときにおじい様がいなければ、きっとお孫さんは悲しみます。そのときまで生きていてもらいたいからこそ、その時計はおじい様の手元に渡ったのではないでしょうか? 私にはその時計が、人を傷付けるようなことをするとは思えません。その時計がなければ、私はもっと落ちるところまで落ちていたのですから……」
わしは知らぬ間に涙を流していた。恨まれていない、目を覚ますその日まで生きていてもらいたい、光彦の真意は分からないが、そうであれば、それはわしにとって、新たな生きる希望となる。
「陽子さん、ありがとうございます。こんなことを相談できるのは、あなたしかおりません。またぜひ、相談に乗ってください」
「もちろんです。一緒に、お孫さんが目覚められる日を待ちましょう」
わしは再び礼を述べ、時計を手にした。死ではなく、光彦が目覚めるその日まで、生き長らえることを祈り。
わしは知らぬ間に涙を流していた。恨まれていない、目を覚ますその日まで生きていてもらいたい、光彦の真意は分からないが、そうであれば、それはわしにとって、新たな生きる希望となる。
「陽子さん、ありがとうございます。こんなことを相談できるのは、あなたしかおりません。またぜひ、相談に乗ってください」
「もちろんです。一緒に、お孫さんが目覚められる日を待ちましょう」
わしは再び礼を述べ、時計を手にした。死ではなく、光彦が目覚めるその日まで、生き長らえることを祈り。



