Time is gone

「おっ、お客様、大変申しわけございませんでした。すっ、すぐに他のキャストを用意いたします。……いやいや帰るなどとおっしゃらずに、代金は結構ですので、どうかお待ちください」
 店長はミートボールを別室に転がし、他のキャストを添えると、私のいる部屋に戻ってきた。
「どういうことだエリカ! せっかく無断欠席を許してやったのに、恩を仇で返すつもりか! お前は首だ! 二度とその面を見せるな!」
 そう言って部屋を後にした。捨て台詞を残し。
「その汚いもの、ちゃんと片付けてから帰れよ」