トシと出会ったのは去年の秋。友人の彼氏が出演するライブに誘われ、その日の打ち上げで出会った。友人の彼氏とトシは同じバンドのメンバーだった。
熱く夢を語るトシの姿は、輝いて見えた。ちゃんとした職も収入もある男は沢山いたが、トシのような輝きを放つ男はいなかった。
彼は私の仕事を知っても、引かなかった。好きだと言ってくれた、愛していると言ってくれた、綺麗だと……。
私たちはすぐに付き合うようになり、一緒に暮らし始めた。と言っても、四畳半のボロアパートに住んでいたトシが、私の高級マンションに転がりこんできただけだが。
毎晩のようにセックスし、できる限りのサービスをしてやった。
トシを王子様だと思っていた。
熱く夢を語るトシの姿は、輝いて見えた。ちゃんとした職も収入もある男は沢山いたが、トシのような輝きを放つ男はいなかった。
彼は私の仕事を知っても、引かなかった。好きだと言ってくれた、愛していると言ってくれた、綺麗だと……。
私たちはすぐに付き合うようになり、一緒に暮らし始めた。と言っても、四畳半のボロアパートに住んでいたトシが、私の高級マンションに転がりこんできただけだが。
毎晩のようにセックスし、できる限りのサービスをしてやった。
トシを王子様だと思っていた。



