「役に何か立ってないわよ! こんなわけの分からないことになって! 知らない間に一日が過ぎていたのよ! 一日を飛び……越えてしまった?」
私は自らの言葉にハッとした。
「役に立つ、あの子が言っていたことはこういうこと? この時計は、時間を自由に操れるの? ……そんなバカな話があるわけないわ! でもそうじゃなかったら、精神科医に行かなくちゃよね。……夢遊病って、精神科医でいいのかしら? ええい、確かめるしかないわ!」
私はベッドの横に置かれたデジタル時計が〇時一五分を示していることを確認し、懐中時計の針を〇時三〇分まで進めてみた。
私は自らの言葉にハッとした。
「役に立つ、あの子が言っていたことはこういうこと? この時計は、時間を自由に操れるの? ……そんなバカな話があるわけないわ! でもそうじゃなかったら、精神科医に行かなくちゃよね。……夢遊病って、精神科医でいいのかしら? ええい、確かめるしかないわ!」
私はベッドの横に置かれたデジタル時計が〇時一五分を示していることを確認し、懐中時計の針を〇時三〇分まで進めてみた。



