僕はベッドの中にいた。休みだと分かり、二度寝していたわけではない。
何がどうなっている。僕は四日間眠り続けていたのだろうか。それはない。四日間も眠り続けた息子に対し、いつもどおりに接する母親がいるだろうか。世界中を探してもいない。何が、どうなっている……。
結論に至ることのない堂々巡りを繰り返しながら僕は、現状を理解しようと頭をフル回転させた。するとその思考を邪魔するように、携帯がメールの着信を知らせた。
『昨日も言ったけど、今日は塾の模擬テストだから絶対に来いよ』
それは剛からのものだった。
「昨日も言った? 僕は昨日、剛と会ったのか? ……そう言えば夢の中で塾に行ったとき、明日はテスト、と念を押された。当日の朝、メールするとも……。単なる偶然? それとも正夢? デジャビュ?」
……いや、違う。
僕の脳裏に一つの仮説が浮かんだ。



