やっぱり桃子には嘘をつけないな…。 「桃子、ごめん。話すよ。」 「美晴。ごめんじゃなくてありがとうのほうが私は嬉しいな。」 「桃子ありがとう。 話すね。 昨日帰るときに駅で龍稀を見たんだ…。龍稀の隣に女の子がいて、龍稀は笑ってたんだ…。それを見たらなんだか悲しくなっちゃって…。昨日の夜に泣いたんだ…。」