「俺は・・・ヒナのことが好きだああああ!!!」


レン君が唐突に叫ぶ。

その姿はどことなく疲れて見える。


「ふ・・・まだまだね・・・」


イスに深く腰かけ、足を組む私。


「まだか・・・まだお前を惚れさせるには・・・愛が足りない!」

レン君がガックリうなだれる。