「おーいお前ら、そろそろ帰れよー。」

廊下から神崎先生の声が聞こえる。


「はいはいー。」

ハヤト君が面倒くさそうにカバンを持つ。


「レンも来たことだし、帰ろっか~。ヒナちゃん、先生との用事終わったら一緒に帰らない?」

ヒナタ君がと尋ねてくる。


「ごめんね、今日は一緒に帰れないんだ。」


「そっか~……分かった!じゃあ、また明日!」

ヒラヒラと手を振ってくる。


「うん!バイバイ!」

教室を出ていく4人に手を振る。





誰もいなくなった後、神崎先生が教室に入る。

「待たせたね。じゃあ、帰ろうか。」