「お前、さっきの……」 教室内に入ってきた人物がじっ、と私の方を見つめる。 ――この人、屋上で私にキスしてきた人だ! 「あれ~?もしかしてヒナちゃんと知り合い~?」 心臓が大きく鳴る。 「…いや、知らねぇヤツだ。初めて見た 。」