「・・・サイテー!!!」 パンッ! 女子生徒が男子生徒の頬を叩く。 「・・・それで?」 「っ!!!」 女子生徒が私の横を泣きながら通りすぎ去る。 屋上から出ていったようだ。 「ねぇ、さっきの子追わなくていいの?」 「・・・!アンタには関係ねぇ。」 「でも、さっきの子・・・彼女じゃないの?」 男子生徒があきれたような顔をする。 「はぁ?違ぇーよ。知らねぇヤツだし。」 「今の言い方はひどいんじゃない?」