「ならカロリーの低いのを選ぶとか。

とにかく、夕菜は普段は運動全然してないんだから、最高でも200カロリーまでね。」


「に、200~?!

板チョコ一枚でも300越えるのに…。」


「あんたねぇ、本当に痩せる気あるの?

板チョコは半分にしときなさい。

あ、でもお腹すいたからって0カロリーの物は食べたらダメよ?

根本的に胃を小さくしなきゃいけないのに、食べたら意味ないからね。」


すっごくかわいい笑顔で私の目をみてくる。


可愛いけど怖いよ~…。




でも痩せて斎藤くんとお友達になりたい!


「り、了解しました!」


「分かればよろしい。

次は運動だけど…



夕菜って運動できるっけ?」


「むっ、無理!
運動神経は普通だけど、運動嫌い…。」


体育の授業でも上手すぎず、下手すぎずでいたって普通。

だから奏ちゃんが覚えて無いのも無理ないの。