「了解。
サンキュー、吉野。」


そういうとさっさと保健室から出ていってしまった。


「あ、ありがとうございました!


えっと…、なんとか先生!」


急いでお礼を言って飛び出した私には先生が、

「吉・野・先・生だ、バカヤロー。
名前くらいまともに呼びやがれ。」

なんて、教師失格な発言をしたことなんて聞こえてませんでした。




「で、本題はここよ。
2㌔って言うのは簡単だけど、実際かなりキツいわよ?」


「うん。
でもやるよ!私がんばる!」


「その意気よ!

じゃ、まずは何から始める?
いきなりハードなの行ってもね~。」


腕組みをしながら考え込む奏ちゃん。


「まぁ、取りあえずはお菓子だね。
まったく食べないは無理にしても、少し量は減らさなきゃね。」


うっ…。


「やっぱり?
でもお菓子はやめれる自信ないよ~。」