私的には、もう少し近づきたいかなぁなんて思ったり。



「斎藤~、お前また笹崎にノート借りてんのかよ!」


「別にいいじゃん。」


「いいけどお前…」


斎藤くんのお友達が呆れた顔をしながら去って行く。




それもそのはず。

だって、付き合い始めた次の日から毎日欠かさず私のノートを写してるんです。



だから私気が付いちゃったんです。

斎藤くんが私に告白してきたのは、私が毎日宿題やってるって知ってたからだって。


だって付き合ってたら毎日ノート借りれるでしょ?


私は始めから便利な女だったんだなぁ…。







って分かっても、そんな簡単に諦められる分けないんです。



だから私決めたんです。




それは、1ヶ月で痩せて、斎藤くんが本気で私を見てくれるようにしようって。