「あ、えと、その……」


「あぁ〜〜!宙兄!それじゃいってくるね!」


あたしはこーへいの手をとって家をでた。


「ごめんね。宙兄怖かったでしょ?」

「ん。まっじ怖かった。」

こーへいの顔が固くなってるから本当に怖かったんだろう。

「てか、そらの兄さん何人いんの?」


「月也いれると4人。」

「へーぇ!天也さんと月也は分かるけどあとなんて名前なの?」


「光也。チャラチャラしててうちの好きくないタイプと宙也。クールだけどシスコンだから嫌い。」

「そらには兄さんいっぱいいていいなー…。」


「こーへいにだって悠さんいんじゃん」


悠さんとはこーへいの一つ上のお姉さん。

「姉ちゃん怖いし。(笑)」

「かっこいいじゃん!」


そんな他愛ない話して歩いてると

とっくにこーへいんちで。

やっぱり変な妄想してしまうわけで。