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「すごーい!何ここ!?人多いね!?」
ハルカが連れてこられた場所。
そこは、バザールだった。
カラフルなテントの下には見たこともない魚やら果物、
一体何に使うのかすらわからない物まで売られていたし、服も売られたりしていた。
道を行き交う小さな子供から年配の人がごった返すバザール。
一歩踏み出すだけでも大変なほどだ。
「ねー、エレンあれ綺麗だね!」
「……」
「……エレン?」
「……あぁ」
ハルカはエレンとはぐれないように後ろにぴったりとくっついて歩く。
こんな時に限ってエレンは隠しているのだ。
―――あの目立つ赤い髪を。
快適な温度だというのに黒のロングコートをはおり、その下からちらりと見える深草色のラフなパンツ。
コートの襟を立てて、深くかぶった帽子。
おまけに気配まで消している。
見失えば一発迷子だ。
「どうしたの?」
「―――静かに」
明らかに様子が違うエレンに不安が広がる。
人を押しのけて路地裏へと入り込むエレンに必死でついていく。
「ここだ」
そこにあったのは小さな洋裁店だった。
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「すごーい!何ここ!?人多いね!?」
ハルカが連れてこられた場所。
そこは、バザールだった。
カラフルなテントの下には見たこともない魚やら果物、
一体何に使うのかすらわからない物まで売られていたし、服も売られたりしていた。
道を行き交う小さな子供から年配の人がごった返すバザール。
一歩踏み出すだけでも大変なほどだ。
「ねー、エレンあれ綺麗だね!」
「……」
「……エレン?」
「……あぁ」
ハルカはエレンとはぐれないように後ろにぴったりとくっついて歩く。
こんな時に限ってエレンは隠しているのだ。
―――あの目立つ赤い髪を。
快適な温度だというのに黒のロングコートをはおり、その下からちらりと見える深草色のラフなパンツ。
コートの襟を立てて、深くかぶった帽子。
おまけに気配まで消している。
見失えば一発迷子だ。
「どうしたの?」
「―――静かに」
明らかに様子が違うエレンに不安が広がる。
人を押しのけて路地裏へと入り込むエレンに必死でついていく。
「ここだ」
そこにあったのは小さな洋裁店だった。
