時空奏者




「…カ、……ハルカ!」



「…っ!アキ!?」



―――あれっ…!?

どういうことっ!!?



ハルカの目の前には、

ぶっ倒れてる先生らしき物体と
顔色が真っ青なアキ。 



「ハルカ!ぼおっとしないで!先生助けなきゃ!!」


―――た、確かに!

ぼおっとはしてないけど!!



「先生!!大丈夫ですか!?」


「んぅー…む」



ハルカが先生に近寄り、腕を引っ張って体を起こしてやった。


そしてアキが明るく笑いながら、
先生に言った。



「もう、ビックリしましたよ!

腹痛ぐらいで倒れこまないで下さい!!」



「……え?」



「いや、俺もだな…。
そこまで派手にするつもりはなかったんだが。

いやぁ、でも一瞬だけみたいだったな。
もう痛くないから大丈夫だ!」



「もう!心配させないで下さいよ!!」



―――エレンは…?

なんで、アキも先生もなんにも覚えてないの?



「え、ま、待って!
先生は、エレンに倒されちゃって…

だからお腹が痛いとかじゃ……!」



ハルカが一生懸命2人に説明しようとするが、
それは無理だった。



「もう…。何言ってるの?
先生、段もちだよ?
倒されるわけないじゃない!

てか誰よそれ」


「大丈夫か、保健室戻って親に来てもらうか?」


「そんなっ…!!」



ハルカの事を哀れなものを見るように見つめてくる。



―――なんでっ!
どうして、伝わらないのっ…