『ピピッ』

甲高い機械音。
目の前のディスプレイに「WARNING」の文字。

ロボットの索敵に、敵がひっかかたのだ。

今まで真っ黒だったコクピットを起動させ、目の前に外の景色が写し出された。

「……!!」

目の前には敵、敵、敵。

アスナは、人ならざるロボットと同じ高さはあるだろう化け物に数十体に囲まれていた。

アスナは死を覚悟する。

それしか今は選択肢がないのだ。