私達、兵士の命なんて無価値に等しく、誰かを守ることができなければゴミだ。

だが、唯一の戦友を亡くした今、彼女に黒く、まとわりつくようなネットリとした孤独感が襲いかかる。

これで、本当の一人だ。

誰もアスナに声をかけない、そして、アスナは誰にも声をかけれない。

労りの言葉も、感謝の言葉も…全て届かない。

孤独は死の恐怖より、それはうわまった。

私はこれからどうしたらいい?

その疑問だけが、彼女の思考を支配した。