「きょう美香から電話あってさ、様子がいつもと違ったから。…何もないなら良いけど」 「ふぅん?」 少しの間、あいはアップルパイをつついていた。 「ねぇ、健留」 「…ん?」 「健留は美香さんを好き?」 アップルパイを見つめたまま質問する。 「…え?なんで?」 突然だったから、驚いてあいを見た。 その様子を見たあいは、楽しそうに微笑んだ。 「…どうなの?好き?」 「…美香は、俺が今のところはじめてからの知り合いだし。気が合うとは思うよ」