「…もう、冬だ」

寒さに負けて布団をかぶる。



ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ


急かすように、アラームがなり続ける。



「…はいはい」

だれに言うでもなく、健留は手を伸ばしてアラームをけした。


「…あれ」

目に入った日付をよく見る。


ーなんだ、きょう休みじゃん。



いつもどうりに起きてしまった。


ーもう少し、寝ていよう。


そう考え、もう一度布団をかぶりなおした。