ー何事もなく、毎日が過ぎていく。




ピピッ、ピピッ、ピピッ


携帯のアラームがなる。

かけていた布団から鼻先をだすと、
冷たい空気に肌が触れた。



「…さむい」


季節はもう、冬の準備をはじめている。