細くて、頼りない。
力をこめたらこなごなになりそうだ。
「なんで?俺に体重見られるの嫌?」
「当たり前。喜んでだれかに体重見せる女の子なんていないよっ」
そうは言われても。
「だめ。あいの健康診断だから。拒否却下だから」
「え…っきゃっ」
ひょい抱き上げて、歩きだす。
予想外の軽さに、驚いた。
「え、軽っ。ちゃんと食えよ馬鹿」
あいの部屋の鍵を閉めて、
俺の部屋に向かう。
部屋に入ればすぐにあいを体重計に乗せた。
「モデル体重なんてもんじゃねえじゃん…」
「…あのね、今日はお昼たくさん食べたからね」
「母さんに食べさせられたんだろ」
「…うん」

