【完全版】このいっぱいのLove Songをキミに捧ぐ




奥の個室に案内された。


パーティションだけで区切られた個室。


お店の奥にこんなとこがあったんだ……。


意外と奥は広い。


私は椅子に座った。


テーブルの上にもキャンドルの淡い光が輝いている。



「何か飲み物でも?それとも健が来てからにする?」


「あ、じゃー……細野さんが来てからで……」


「かしこまりました」



彼は笑顔でそう言うと、個室から出て行った。


キャンドルの光を眺める。


ユラユラ揺れる炎。


綺麗……。