お昼頃になると店内は賑やかになる。
OLさんやサラリーマンがお昼ご飯を買いに来るから。
それから夏休みだけど、学校帰りの学生。
塾に行く小学生。
いろんな年齢層の人たちが来る。
「いらっしゃいませ!」
2台あるレジの1台にいた店長が大きな声で言った。
「いらっしゃい……」
…………あっ。
こっちを見て微笑んでる人――。
細野さんだ……。
「よぉ!」
細野さんが手を上げてニッコリ微笑む。
私は何も言えず、ただ細野さんを見ていた。
顔が熱い。
胸がドキドキする。
細野さんは奥の飲み物がある冷蔵の棚の方に歩いて行った。



