シーンと静かで暗い部屋の中。


私は部屋の電気をつけて、キッキンでコップに水を注いだ。


そしてそれに2つの四葉のクローバーを挿した。


それをテーブルの上に置く。


さっき頭をポンポンってしてくれた感触が残ってる。


思わず手で頭を触ってしまった。


細野さんの笑顔が頭から離れない……。


あの人とは違う優しい笑顔。


苦しいくらいに胸がドキドキするよ……。



「好きになっちゃったのかな……」



四葉のクローバーを見つめながら呟いた。


そう呟いた自分にビックリしてしまった。