「泣いたら四葉のクローバー見つからないぞ」
細野さんが私の頭を優しく撫でながら言った。
体が“ビクッ”と反応する。
胸がドキドキして顔が熱くなる。
「あ、ゴメン……」
細野さんが慌てて手を離した。
「違うん、です……。嬉しくて……」
恐怖心とは違うドキドキ。
体が反応したのも嬉しかったから……。
「そっか」
細野さんが微笑む。
「四葉のクローバー見つかるかな?」
「見つかるよ。絶対に……」
私と細野さんは四葉のクローバーを探し始めた。
見つけると幸福になれると言われてる四葉のクローバー。
おばあちゃんが、私が幸せになれるようにと、四葉のクローバーのネックレスを作ってくれた。
だからここで四葉のクローバーを見つけて、おばあちゃんにプレゼントしたい。
細野さんにも四葉のクローバーを見つけてプレゼントしたい。



