線路沿いをしばらく歩いて、細野さんは小さな公園に入った。 滑り台とブランコ、それから砂場とベンチが3つある小さな公園。 公園の入り口側には、道路を挟んで線路があって、公園の奥は住宅街になっていた。 誰もいない公園は静寂に包まれていた。 「ここが元気がでるとこ?」 「そうだよ。こっち来て」 細野さんはそう言って、公園の奥の方に進んで行く。 1番奥は住宅街の街灯が当たって明るかった。 「下見て?」 細野さんにそう言われて下を見る。 「あっ……」 地面一面に広がるクローバーが目に入った。